アクティブラーニング教員研修3

神奈川県横浜市にある横浜翠陵中学高等学校へ。
「アクティブラーニング」の教員対象の研修講師を務めてきました。
1学校単位の教員対象の研修講師は3度目。持ち時間は3時間。
3時間あると、ひとうひとつのことに余裕をもってできることを実感しました。
体験的な学びの場としては、前日の我孫子二階堂高校の研修と同様に、アクティブラーニングとコーチングの資料をもとにしたKPJ(紙芝居プレゼンテーション×ジグソー)を体験していただきました。
終了後も何名もの先生たちが個別に質問に。
参加していただいた先生たちは意識が高い方が多く見受けられ、何かしらのインスパイアがありそうな予感です。
2日連続で研修講師をしてみて、改めて伝えていこうと思ったことは、私の授業の中身や展開だけではなく、私が実践してきた新年度のオリエン授業について、丁寧にレクチャー&体験を入れていく必要がありそうだということ。
何のための授業なのか?誰のための授業なのか?それを伝える時間と場が設定できる研修プログラムを考えようと思います。

アクティブラーニング教員研修2

本日は千葉県我孫子市にある我孫子二階堂高校へ。
「アクティブラーニング」の教員対象の研修講師を務めてきました。
1学校単位の教員対象の研修講師は2度目でした。
持ち時間は2時間。
体験的な学びの場をどのように入れるか、悩みに悩みましたが、アクティブラーニングとコーチングの資料をもとにしたKPJ(紙芝居プレゼンテーション×ジグソー)を体験していただきました。
途中の私の授業展開についての説明を多めにしてしまったという反省もあり、結局2時間では収まらず、20分オーバーしてしまいました。
まだまだ修行が必要です。
質疑応答では、授業をすすめていく上でのオリエン授業の話や評価の話になりました。
また、終了後も数名の先生たちが個別に質問に。
参加していただいた先生たちに何かしらのインスパイアがあればいいなと思う今日この頃です。

アクティブラーニングと歴史教育

シンポジウム「歴史教育の未来をひらく−アクティブ・ラーニングと『歴史総合』」のご案内
日時:2016年3月27日(日)13:00〜17:00 
場所:日本大学文理学部 図書館3階オーバルホール
東京都世田谷区桜上水3-25-40、京王線高井戸駅または桜上水駅から徒歩8分
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/

プログラム 司会・小浜正子(日本大学・中国史

◆報告1:中村 薫(大阪大学・社会科教育法)
 「高等学校での歴史教育の変遷と『歴史総合』の課題」
◆報告2:皆川雅樹(専修大学附属高校・日本史)
 「アクティブラーニングと歴史教育―高校日本史の授業実践を通じて―」
◆報告3:川島啓一(同志社高校・世界史教育)
 「アクティブラーニングと高校世界史教育―高校生はどんな資質・能力を身につけるべきか」
◆コメント1:桃木至朗大阪大学・東南アジア史)
◆コメント2:古川隆久日本大学・日本近現代史
総合討論

主催:日本大学文理学部人文科学研究所総合研究「近現代におけるナショナリズム歴史認識への各国の対応に関する研究」(代表者:小浜正子)
共催:日本大学史学会・高大連携歴史教育研究会
☆当日の参加も歓迎ですが、あらかじめ出席を予定されている方は、人数把握のため  rekishikyoiku0327@outlook.jp まで、お名前・ご所属・懇親会参加の有無をご一報頂ければ幸甚です。


アクティブラーニング&コーチング

《Active Learning & Coaching》
いま学校の現場では、アクティブラーニングが注目され、取り組む先生も増えています。しかし、実践例やノウハウを目にしてもなお、「知識の伝達が足りなくなるのではないか?」「能動的に学ぶ力はほんとうに養えるのか?」など、さまざまな不安を持つ先生方も多いのではないでしょうか。
そんな現場の先生方や学びの場にかかわる方の不安にお応えするセミナーを、昨年に続き企画しました。3月16日(水)、4月3日(日)の2回のセミナーを通して、相手の主体的な行動を引き出し、教師と生徒の信頼関係を作るコーチングを、どのようにアクティブラーニング型授業へ活用するか、可能性を探ります。

セミナーは、「コーチング」を取り入れながらアクティブラーニング型授業を実践する河口竜行先生(渋谷教育学園渋谷中高教諭)と、「学びの多様性」を尊重して主体的な学び・気づきの体験を促すため「教えない授業」を実践する米元洋次先生(専修大学附属高校教諭)の二人がコラボして進めます。またコーディネーター&ファシリテーターとして、全国各地でアクティブラーニング型授業の研修講師をつとめる専修大学附属高校の皆川雅樹先生に登場していただきます。

お申し込みは、講座内容の説明のあとのURLのリンク(こくちーず)からお願いします。

◆3月16日(水)の講座内容(19時〜21時) 
3月16日は、アクティブラーニング型授業を実施する上で大切な教師・生徒の関係を作るためのコーチングの初歩をお伝えします。さらに、すぐに使える「場づくり」の例を見ていただきます。
http://www.kokuchpro.com/event/ALC0316/

◆4月3日(日)の講座内容(13時30分〜18時)
4月3日は、日曜日の半日を使って、コーチングを活用したアクティブラーニング型の授業などを通してクラスを活性化する実践を学びます。目標を示し、評価するだけではない教師と生徒の関係を、講義とディスカッションを通して体験します。
http://www.kokuchpro.com/event/ALC0403/

このセミナーは、2回を通して基礎的な内容から授業で実践できる様々な工夫まで体得していただけるようになっているので連続での受講をお勧めしますが、どちらか1回のみでも理解、活用していただけるよう準備、デザインしています。

<お勧めの方>
・教員、塾・予備校講師、ファシリテーター、研修講師など学びの場をつくっている方
・新しい授業の方法、新しい教育のあり方を体感したい方

◆講師プロフィール
河口竜行先生
1964年生まれ。渋谷教育学園渋谷中学高等学校教諭(国語科)。桐蔭学園教諭、個人指導塾「河口塾」主宰を経て、現任校には開校3年目より加わり現在に至る。コーチングを学び、それを学校での各種の活動やアクティブラーニング型授業に活用している。キャリア教育、特に生徒の「やる気」の開発を主なテーマとして研究・実践中。コーチングバンク登録コーチ。

米元洋次先生
1986年生まれ。専修大学附属高等学校教諭(英語科)。2010年より協同学習・学び合いを取り入れたアクティブラーニング型授業を展開。所属分掌(国際教育/キャリア教育・総合企画)の会議においてファシリテーションの要素を取り入れ実践。校外でも研修やセミナーのファシリテーターとして活動中。

皆川雅樹先生
1978年生まれ。専修大学附属高等学校教諭。博士(歴史学)。2010年より日本史のアクティブラーニング型授業に取り組み、現在は全国でAL型授業の研修講師も務めている。同時にファシリテーションスキル教育にも取り組み、高校での授業や校外での講師も担当。著書に『日本古代王権と唐物交易』(吉川弘文館)ほか。

2学期の皆川の日本史授業11

【2学期の皆川の日本史(専大推薦コース):室町時代一揆と応仁・文明の乱】

<授業展開>
1.「本日の問い」を板書→記入、本日の授業の趣旨説明[5分]
2.看図アプローチ(『真如堂縁起絵巻』足軽)[10分]
3.講義(KP法)[5分]
4.本日の基礎事項・関連事項をテキスト(教科書は小難しいのでプリント配付)から拾い出し・対話・思考&スモールな問い2つを思考し答える→スモールな問い2つをグループで共有[15分]
5.試験→振り返り&質より量シート記入[15分以上]

「幸せ」と「混乱」が錯綜するコメントが多数出てきて、視点の広がりを感じました。

2学期の皆川の日本史授業10

【2学期の皆川の日本史(専大推薦コース):室町時代の農村】

<授業展開>
1.「本日の問い」を板書→記入、本日の授業の趣旨説明[5分]
2.「リーダーシップ」のイメージとは?(1人あたり付箋2枚に書き出す)[5分]
3.講義(KP法)[5分]
4.本日の基礎事項・関連事項をテキスト(教科書は小難しいのでプリント配付)から拾い出し・対話・思考[5分]
5.東大過去問にチャレンジ[15分]
6.試験→振り返り&質より量シート記入[15分以上]

8月末に勤務校のオープンスクールの体験授業で、中学生対象に実施した授業内容をほぼそのまま行いました。
中学生のほうが丁寧に文章を書きますね。慣れてきた高校生たちは情報が断片的になりがち。反省しますね。

2学期の皆川の日本史授業9

【2学期の皆川の日本史:小テスト対策&予習】
来週、小テスト(一問一答より出題)があるので、その対策(準備&モチベーションアップ)を実施。

<授業展開>
1.本日の授業について説明→チーム結成[10分]
2.テスト範囲を6パーツに分けて、各チーム(5〜6人)で分担し、テストに出る基礎事項のチェック1展開目[10分]
3.2.の作業をチーム内でローテーション(きちんとチェックできているかの確認&自分の一問一答本にもチェック)2〜6展開[5×3分]
4.チーム対抗リスニング試験[10分]
5.付箋に決意表明記入[5分]

小テストの範囲は授業でまだ扱っていない範囲も含むので、用語の意味があまりわからない状態で探しあてます。これに苦戦する生徒が多かったです。
4.は、私が問題文を読みあげて、チーム毎に使えるホワイトボードに記入。ひそひそと相談OKにしたら、予想以上にひそひそと盛り上がってました。
最後は、付箋に決意表明を個人で書き、チームノートに貼って終了!
毎回付箋に何かしら書かせているので、ノートに貼って蓄積していくのは、良い効果を生みそうな予感(S学院のK浦先生の方法をパクりました(笑))。
あとは、小テストの結果がどうなるか?(^-^;
※これだけでは授業のイメージがわかないかもしれません。私の表現力の限界です…。