授業づくりは難しいが面白い1

【授業づくりは難しいが面白い1】
先週金曜日、神奈川県立平塚中等教育学校で高校2年生51名に日本史Bの授業を担当。
教員研修の一環で、先方のオーダーは「すぐに使えるアクティブラーニングの手法をたくさん知りたい」とのことでした。<本日の問い(目的)>
*歴史(日本史)を学ぶ意味とは?
*歴史(日本史)を「幸せ」「自由」を通じて考えることで、どのような気づきがあるか?
*自分にとっての「幸せ」「自由」とは?(を考える)<本日の目標(ルーブリック)>
Level1:「過去(歴史)」を学ぶことの意義について知ることができる
Level2:「現在」を考える上で「過去(歴史)」を学ぶ意味を理解することができ、そして、「現在」から「未来」について考えることができることを知ることができる
Level3:歴史を学ぶことと「幸せ」「自由」をつなげることができる

<本日の授業の流れ>
1.本日の授業の目的・目標の確認《5分》
2.平安時代人物コンセンサスゲーム(4名)《10分》
3.マンダラート作成《10分》
4.マンダラートでプレゼン(2名)《5分》
5.本日の授業の目的・目標の確認《5分》
6.出席カード&小テスト記入《10分》

※私の授業スタンスは、プリントおよびKPシートをホワイトボードにはって提示。

◆2.平常の授業が鎌倉時代に入ったばかりということで、復習を兼ねて、平安時代の人物の「幸せ」について考えてもらうコンセンサスゲームを行いました。

◆3.4.プレゼンはペアでそれぞれ違う文章についてマンダラートでまとめて(構造化して)、アウトプットしてもらいました。
・題材A:
木村茂光他編『大学でまなぶ日本の歴史』(吉川弘文館、2016年)酈〜酛ページ
大日方純夫『はじめて学ぶ日本近代史・上』(大月書店、2002年)23〜25ページ
・題材B:
苫野一徳『教育の力』(講談社現代新書、2014年)16〜18ページ

◆6.「本日の問い」について、それぞれ自分なりにまとめて書いてもらいました。

◆生徒たちからは、非日常的な授業ということもあり、好意的な反応が多くて一安心。
「暗記の先にあるものがわかった」「とにかく考えた」「考えて疲れた」「面白かった」「この授業を受けたことが「幸せ」」「私、フロイト超えた!?」など。

歴史を学ぶ意味を伝えるだけではなく、自ら考えてみることに意味があると思う今日この頃です。