アクティブラーニング&コーチング

《Active Learning & Coaching》
いま学校の現場では、アクティブラーニングが注目され、取り組む先生も増えています。しかし、実践例やノウハウを目にしてもなお、「知識の伝達が足りなくなるのではないか?」「能動的に学ぶ力はほんとうに養えるのか?」など、さまざまな不安を持つ先生方も多いのではないでしょうか。
そんな現場の先生方や学びの場にかかわる方の不安にお応えするセミナーを、昨年に続き企画しました。3月16日(水)、4月3日(日)の2回のセミナーを通して、相手の主体的な行動を引き出し、教師と生徒の信頼関係を作るコーチングを、どのようにアクティブラーニング型授業へ活用するか、可能性を探ります。

セミナーは、「コーチング」を取り入れながらアクティブラーニング型授業を実践する河口竜行先生(渋谷教育学園渋谷中高教諭)と、「学びの多様性」を尊重して主体的な学び・気づきの体験を促すため「教えない授業」を実践する米元洋次先生(専修大学附属高校教諭)の二人がコラボして進めます。またコーディネーター&ファシリテーターとして、全国各地でアクティブラーニング型授業の研修講師をつとめる専修大学附属高校の皆川雅樹先生に登場していただきます。

お申し込みは、講座内容の説明のあとのURLのリンク(こくちーず)からお願いします。

◆3月16日(水)の講座内容(19時〜21時) 
3月16日は、アクティブラーニング型授業を実施する上で大切な教師・生徒の関係を作るためのコーチングの初歩をお伝えします。さらに、すぐに使える「場づくり」の例を見ていただきます。
http://www.kokuchpro.com/event/ALC0316/

◆4月3日(日)の講座内容(13時30分〜18時)
4月3日は、日曜日の半日を使って、コーチングを活用したアクティブラーニング型の授業などを通してクラスを活性化する実践を学びます。目標を示し、評価するだけではない教師と生徒の関係を、講義とディスカッションを通して体験します。
http://www.kokuchpro.com/event/ALC0403/

このセミナーは、2回を通して基礎的な内容から授業で実践できる様々な工夫まで体得していただけるようになっているので連続での受講をお勧めしますが、どちらか1回のみでも理解、活用していただけるよう準備、デザインしています。

<お勧めの方>
・教員、塾・予備校講師、ファシリテーター、研修講師など学びの場をつくっている方
・新しい授業の方法、新しい教育のあり方を体感したい方

◆講師プロフィール
河口竜行先生
1964年生まれ。渋谷教育学園渋谷中学高等学校教諭(国語科)。桐蔭学園教諭、個人指導塾「河口塾」主宰を経て、現任校には開校3年目より加わり現在に至る。コーチングを学び、それを学校での各種の活動やアクティブラーニング型授業に活用している。キャリア教育、特に生徒の「やる気」の開発を主なテーマとして研究・実践中。コーチングバンク登録コーチ。

米元洋次先生
1986年生まれ。専修大学附属高等学校教諭(英語科)。2010年より協同学習・学び合いを取り入れたアクティブラーニング型授業を展開。所属分掌(国際教育/キャリア教育・総合企画)の会議においてファシリテーションの要素を取り入れ実践。校外でも研修やセミナーのファシリテーターとして活動中。

皆川雅樹先生
1978年生まれ。専修大学附属高等学校教諭。博士(歴史学)。2010年より日本史のアクティブラーニング型授業に取り組み、現在は全国でAL型授業の研修講師も務めている。同時にファシリテーションスキル教育にも取り組み、高校での授業や校外での講師も担当。著書に『日本古代王権と唐物交易』(吉川弘文館)ほか。