歴史教育者協議会第58回埼玉大会2日目

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昨日に引き続き、歴史教育者協議会大会の2日目ということで、各テーマが設けられた分科会が行われました。分科会は、今日1日と明日の午前中まで行われます(明日は都合により参加できませんが)。
私は、昨年の広島大会では「日本近現代」分科会に参加したのですが、今年は、いろいろ考えて「世界」分科会に参加しました。テーマ内容の柱が、“戦争と平和”、“東アジアの歴史認識”というのに魅力を感じ、この分科会へと参加する運びとなりました(今年度、勤務校にて「日本史」に加えて「世界史」を担当していることもあって)。
午前は、戦争と平和に関わる報告3本。
□志賀功氏(高校教員)「ヴェトナム戦争をどう教えたのか」
□北田邦夫氏(高校教員)「正義の戦争はあるのか―世界史Bにおける討議授業の実践報告」
□若林徹氏(高校教員)「抵抗の、平和のための軍事史教育」
午後は、東アジアに関わる報告3本。
□戸松優氏(高校3年生)「金子文子について学んだこと」
□木村誠氏(小学校教員)「小学4年生と読む韓国絵本「ソリちゃんのチュソク」」
□手塚尚氏(元高校教員)「もう一度世界史の組み立てを考える」
教員としての教材研究の熱心さに脱帽しつつ、その中で、高校3年生でありながら、緊張もまったくせずに報告した戸松さんは、報告するだけでもたいへんなのに、それに内容が伴っていることに、改めて高校生の凄さを思い知らされました。
夜は、「地域に学ぶ集い」ということで、「日韓歴史教育者交流」の集いに参加してきました。
ここでは、今年の9月頃に刊行される日韓共同編集の『向かいあう日本と韓国・朝鮮の歴史―前近代編』上下(青木書店、2006年)が「完成」されるまでの経緯をもとに、今後、日韓の教育者の交流をどのようにしていけばいいのか?現在の双方の教育現状などを語りながら、討論されました。
私の感想としては、もう「日本は〜」「韓国は〜」といった曖昧な(主語)表現は止めませんか?といったところですかね。今回のような個々の交流・繋がりから、国家・国境・政府などについて考えないと、今後の展望は見えません。これらの“越え方”をみんなで考えましょう!
★今日購入したもの
○蚕繭(本物、解説付き)
高嶋伸欣拉致問題で歪む日本の民主主義―石を投げるなら私に投げよ』(スペース伽耶、2006年)
○高嶋教科書訴訟を支援する会編『高嶋教科書裁判が問うたもの―その焦点と運動13年の総括』(高文研、2006年)
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