川崎・横浜「平和のための戦争展」に参加

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毎年恒例となりました、川崎・横浜の「平和のための戦争展」。
今年も実行委員として携わり、1企画の司会・コーディネーターとして任務を果たしました。
(今年は忙しさのあまり、このブログで宣伝を忘れてしまいました。すみません。)

「若者の発表―戦争の記憶をどう引き継ぐか―」
日時:2009年12月6日(日)10:00〜12:00
会場:川崎市平和館
発表者:
1.専修大学附属高等学校歴史社会研究会
「平和とは何か―ハト(鳩)からハートへ―」
2.荒川美智代さん
3.齋藤一晴さん

高校生の発表は、そもそも「平和」とは何か?ということを、平和の象徴とされる鳩の実態から読み解くという内容でした。荒川さんは、戦争中に中国に滞在していた日本人の聞き取りについての活動報告を、齋藤さんは、現在開設準備が進められている明治大学生田キャンパス内の登戸研究所資料館の意味について、それぞれ発表して頂きました。
高校生は初の公の場での発表とディスカッションへの参加でしたが、堂々としたもので、私のいらぬ心配で終わりました。翌日の『東京新聞』(川崎版)にも取り上げて頂き、部活の顧問の一人としても良き体験となりました。

『実物を見て考えたい』 高校生が研究発表 川崎市平和館「戦争展」
戦争遺跡の保存活用を通じ平和を考えようと、川崎市平和館(中原区木月住吉町)で五日から開かれていた「平和のための戦争展」で六日、研究発表とシンポジウムがあり、専修大付属高校(東京都杉並区)の生徒たちは、平和の象徴とされるハトについての研究から「ハトと平和は結び付かない」と意見を述べた。 (加賀大介
日本軍の謀略作戦拠点だった登戸研究所多摩区)や、連合艦隊司令部が置かれた日吉台地下壕(ごう)(横浜市港北区)などの保存を求める市民らの実行委員会が主催。実行委に同校関係者がいたことから、歴史社会研究会の三年生八人が参加した。
夏ごろから、ハトの生態、日本人とのかかわり、古典文学での扱われ方などを調査。発表では、聖書の記述やピカソのポスターから世界的に平和の象徴のイメージが広まったとした。しかし、日本では古来「神の使い」「戦勝のしるし」とされ、日本軍が伝令用に使ったことも知り、「ハト=平和」とは考えられないと結んだ。
生徒たちはシンポジウムにも参加。明治大が平和教育に役立てようと、来年三月オープンを目指して整備を進める登戸研究所資料館の取り組みなどに耳を傾けた。研究会会長の桑野結さん(18)は「祖母から戦争体験を聴いたが、書物の知識とはリアリティーが違う。資料館にも足を運び、実物を見て戦争を考えてみたい」と話した。
展示では、登戸研究所でつくられた偽造中国元紙幣の実物や風船爆弾の模型、当時の写真など約二百点の資料が紹介された。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091207/CK2009120702000064.html