講演会―その4「韓国民主化と環境問題」(人間環境学部と合同)

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今日の午前中は、環境教育がご専門の元鐘彬さん(東京農工大学)による講演会でした。人間環境学部の講演会に便乗させて頂きました。O先生、ありがとうございます。昨年度も人間環境学部で講演をしていた方で、その時、担当のO先生に講演内容を聞いていたので、「これは地理学にも歴史学にもどちらにも関連する!」と思い、今年度もお呼びするとのことだったので、私が担当するクラスの生徒たちも参加させてもらいました。
内容は、戦後の韓国の軍事政権から民主化が実現するまで/それ以降の環境問題への視線についてでした。韓国において環境問題に取り組むようになったのは、民主化が実現して以降であり、それ以前は、民衆たちが自分たちの権利を獲得するのに精一杯で、環境問題について考える余裕も視点もなかったことを歴史的に跡付ながら話した上で、現在における環境問題の取り組みについて、フィールドワークなどを通して得た知見を具体的に説明して頂きました。
あまり現代史と環境問題について積極的に考えてこなかったこともあり、非常に刺激的なお話だと感じました。生徒たちにとっても、歴史的な考え方と環境問題がリンクするものであることが実感できたのでは?と思っていましたが、感想を見る限り、それに気づけない生徒が何人かいるようです。事前に私の方から自然環境と人間の共存という視点について、今日までの歴史的流れの中で示す必要があったかもしれません。残念です…。反省です…。