人の話を長時間聞くことは…

今日は午後1時から、歴史学研究会日本古代史部会の例会へ行ってきました。
今回の例会は、「平安・鎌倉時代の支配機構」というテーマで、所謂「古代」史にこだわらない議論をしようというスタンスでした。これによって、いつもとは違う時代(主に「中世」)の人々が来ており、かなりの盛況でした。

歴史学研究会日本古代史部会2月例会
【研究報告会】
日時:2006年2月25日(土)13:00〜
場所:國學院大學渋谷キャンパス 120周年記念1号館 1205教室
テーマ:《平安・鎌倉時代の支配機構》
報告者:
佐藤全敏氏「四等官制の予備的考察」
有富純也氏「九・十世紀の不堪佃田と損田」
遠藤珠紀氏「「官司請負制」の進展と下級官人―12世紀〜13世紀の外記局の変遷」

各氏の発表内容については、公表されるのを待ちましょう。感想としては、各報告詳細な分析を行っており、実証というものの大切さを改めて思い知らされましたが、「この人たちは何のためにこのテーマについて研究をしているのだろうか?」と思いました。この点、研究史を押さえる必要性を改めて感じつつ、これまでの研究がなぜそのような研究をしてきたのか?ということも考えなければならないな〜と。
会は7時までかかり、久々に人の話を長時間にわたり聞きました。疲れました…。
また、この会において、河内春人さんから書評の抜き刷りを頂きました。ありがとうございます。
○河内春人「書評と紹介:水野柳太郎編『日本古代の史料と制度』」(『日本歴史』693、2006年2月)