講演会を振り返る+地理学・歴史学の基礎講義―その1

今日の午前中は、当初の予定では、前半1時間を「日本地理の基礎知識」に、後半1時間を「世界地理の基礎知識」という時間割を設定していましたが、昨日の石井先生の講演会の余韻が(特に私の中に)残っていたので、前半1時間は講演会についてみんなで振り返ってみました。
生徒みんなに感想を聞きつつ、昨日の石井先生の話に出てきた本など、実物を紹介しながら説明したり、十干十二支による暦の数え方などについて、「乙巳の変」「壬申の乱」「戊辰戦争」を例に出しながら、具体的に説明をしました。
午前中後半1時間は予定通り、「日本地理の基礎知識」「世界地理の基礎知識」をやりました。これは中学の地理の問題集を参考書を見ながら、とりあえずやるという、とても「つまらない」学習です。
なぜ、こんなことをしたのか?
①日本や世界の地名・地形などを改めて思い出してもらうためのきっかけ作り
②高校の授業で「地理」という授業がないので、基礎から勉強して欲しいという思いを込めて
③単純作業は意外とはまる?!
このような感じのことが理由にあげられます。
すべての問題をこなすのは、到底不可能な量のプリントを配布したので、大学入学する前までにはこなして欲しいものです(地理学・歴史学どちらをやるにしても、やっておけば損はないはずです!)。
午後は、いつもの午後のように、プレゼン大会に向けての準備ということで班毎に各自調査をしていました。
今日は、アポイントをとって川崎市役所に聞き取り調査に行く班や、調べるテーマに詳しい人を探し当ててその方に会いに行くアポイントを取り付ける班など、新たな展開へと移っていく班が出てきました。このような機会を無駄にしないように調査の整理や準備をしっかりとして欲しいものです。その他の班も、それぞれで試行錯誤しているようです。
手を抜くのは簡単です。やれることはトコトンやって、誰かに少しでも自分たちの努力の成果を少しでもわかりやすく伝えようとすれば、必ず“楽しい”思いと達成感が得られるはずです。たとえ課題を残したとしても、これからいくらでも調べる機会や時間はあります。もしかしたら、大学進学後の研究テーマや卒業論文につながるかもしれません。
楽しくやろうよ、楽しく!
★今日の授業で参考にした本

探訪ハンドブック (文化財探訪クラブ)

探訪ハンドブック (文化財探訪クラブ)