地理学と歴史学の課題図書

前々から少しずつ話題にしていますが、私の勤務校(某大学付属校)では高校3年生の3学期は、各学部学科毎にクラス分けされ授業が展開します。今年度、私は文学部地理学科・史学科クラスを担当します。
この授業に先立ち、課題図書を出そうと考えています。まだ(案)ですが、以下に掲げてみます。
<地理学科>
○西沢利栄・小池洋一『アマゾン―生態と開発 (岩波新書)』(岩波新書、1992年)
梅棹忠夫文明の生態史観ほか (中公クラシックス)』(中央公論新社、2002年)
○高谷好一『多文明世界の構図―超近代の基本的論理を考える (中公新書)』(中公新書、1997年)
船橋洋一青い海をもとめて―東アジア海洋文明紀行』(朝日新聞社、2005年)
能登路雅子『ディズニーランドという聖地 (岩波新書)』(岩波新書、1990年)
小泉武栄登山の誕生―人はなぜ山に登るようになったのか (中公新書)』(中公新書、2001年)
○オギュスタン・ベルク(篠田勝英訳)『日本の風景・西欧の景観 そして造景の時代 (講談社現代新書)』(講談社現代新書、1990年)
○イーフー・トゥアン(山本浩訳)『空間の経験―身体から都市へ (ちくま学芸文庫)』(ちくま学芸文庫、1993年)
○矢野桂司『地理情報システムの世界―GISで何ができるか (ニュートンプレス選書)』(ニュートンプレス選書、1999年)
○足利健亮『地理から見た信長・秀吉・家康の戦略』(創元社、2000年)
<史学科>
○石井正敏『東アジア世界と古代の日本 (日本史リブレット)』(山川出版社、2003年)
網野善彦日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)』(ちくま学芸文庫、2005年)
村井章介海から見た戦国日本―列島史から世界史へ (ちくま新書)』(ちくま新書、1997年)
田中彰小国主義―日本の近代を読みなおす (岩波新書)』(岩波新書、1999年)
○李成市『東アジア文化圏の形成 (世界史リブレット)』(山川出版社、2000年)
○文京洙『韓国現代史 (岩波新書)』(岩波新書、2005年)
○岡崎勝世『世界史とヨーロッパ (講談社現代新書)』(講談社現代新書、2003年)
○青木康征『海の道と東西の出会い (世界史リブレット)』(山川出版社、1998年)
小川忠原理主義とは何か―アメリカ、中東から日本まで (講談社現代新書)』(講談社現代新書、2003年)
藤原帰一デモクラシーの帝国―アメリカ・戦争・現代世界 (岩波新書)』(岩波新書、2002年)
なんとか自力で考えた課題図書一覧ですが、他にお薦めの本などございましたら教えてください。