論文が発売されました!

本日発売の歴史科学協議会http://wwwsoc.nii.ac.jp/rekihyo/)編集の『歴史評論』667号(2005年11月号)に私の論文が出ました。
今号は、「2005年歴史学の焦点」という特集で、私は、
  「古代「対外関係」史研究の行方―「交通」「ネットワーク」「対話」―」
という題目で書きました。内容は、編集委員会の整理した文章を借りると、

皆川論文は、「対外関係」とは何かを石母田正氏が提起した「交通」概念をめぐる議論に即して検討し、日宋貿易における金の役割に関する近年の山内晋次氏・保立道久氏の研究から具体的論点を導き出し、また、「関係」を考える概念として「ネットワーク」論の具体化の方向を提示している。

といった感じです。
専門外の方には何が何だか?かもしれませんが、お暇がありましたら是非ご一読下さい。なお、先日の王権研究会でコメントした内容は、今回の論文の続編・応用編といったところです。
ちなみに、論文の数え方は、前掲『数え方の事典』を見ると「〜本」「〜報」「〜編」とあり、「論文を個人や研究グループの業績として数える場合は「本」「報」を用います」とあります。論文もけん玉と同様、「〜本」と数えるのかと思うと何だか不思議な感じがします。