卒業式が終わり…

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昨日は勤務校の卒業式でした。私は高校3年生の担任ということで、卒業生を送り出しました。
卒業式前日、そして当日の朝まで、卒業式だという実感はあまりなかったのですが、式が始まり、卒業証書授与のときに自分のクラスの順番になり、クラスの生徒一人一人の氏名を読み上げているとき、10名を過ぎたところで「今日で卒業するのか」という実感がわき、氏名を呼ぶときに少しだけ止まってしまい、急に足が震えてきました。こんな経験初めてです。
式終了後は、教室で卒業証書を一人ずつに渡し、もらった生徒は教室の前でみんなに向けてメッセージを送りました。話ながら泣いてしまったり、それを聞いて泣いてしまったり、卒業してしまうことを生徒たちも実感していました。
クラスでは、私の作成したスライドショー、生徒が作成したクラス独自のアルバムとスライドショー、10年後の自分にあてた手紙など、企画満載でした。生徒たちは満足してくれたでしょうか?
その中で、私に対して、花束と記念品(写真たて・写真アルバム)の贈り物と学級委員長・副委員長からの手紙という企画もありました。その場ではいつも通りに「ありがとう」と言いましたが、実はいつでも泣ける状態にあり、その後、最後のメッセージを生徒たちに話しましたが、考えてきたことがすべてふっとんでしまい、脈絡のない話になってしまいました。
今年の担任クラスは、非常にメリハリがあり、楽しむとき、勉強するときがハッキリしている、ある意味「気持ち悪い」クラスでした。協調性、協力すべきところでの徹底した人間関係の構築、自己主張、どれをとってもほめるしかない生徒たちばかりでした。細かいことをいうといろいろありますが…(笑)。
クラスの最後のホームルーム終了後は、保護者の方々との祝う会があることもあり、あまり余裕がなく慌ただしく学校を出ることになり、卒業式の日に生徒がすべていなくなってからの教室を見てみたいという願望は叶わず…(これを一度やってみたいのですが…)。
前任校では、2年連続高校3年生の担任で毎年卒業生を送り出すという経験をしましたが、今回の卒業式は、現在の勤務校に来て、2年生から見てきた学年であり、その生徒たちを初めて卒業生として送り出す、この先ずっと忘れられない卒業生になるかと思います。
学校の教員は、毎年必ず、数十名以上の人に出会うことができる職業です。こんな職業、他にはあまりないかと思います。人数が多いと、出会いが当たり前になってきてしまうかもしれませんが、その出会い一つ一つを振り返ってみると、それぞれの出会いにエピソードと思いがついてきます。
今日は式から一日経ち、学校に行き、昨日できなかった卒業式関係の書類や頂いた物の整理をしています。アルバムなど家に持ち帰り、もう一度見直してみたいと思います。
追伸 昨日は生徒の前では泣きませんでした(私のキャラを守ってしまいました…)が、3年の先生方との打ち上げの場で、先生方一人一人が卒業までの思いをお話しているのを聞いたときに、涙がとまらなくなりました。私も「普通の教員なんだな」と思う今日この頃です。
★スライドショー作成に使用したソフト

デジカメde!!ムービーシアター3

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