武蔵国橘樹郡衙の保存運動

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今日、前勤務校の先生から連絡があり、「川崎で発見された日本古代の武蔵国橘樹(たちばな)郡衙(ぐんが)の保存運動に参加して欲しい。それにともなって高校で勉強会をするからレポーター(報告者)をして欲しい」との要請があり「わかりました」と返答しました。
現在の川崎市は、古代でいえば武蔵国に含まれ、今回発掘成果が報告された橘樹郡衙推定地(千年伊勢山台北遺跡)は、国の下の行政単位であった郡の役所ということになります。あまり適切ではありませんが、今でいうと武蔵国が神奈川県、橘樹郡川崎市、といったイメージになります。
※調査成果は2004年度に『武蔵国橘樹郡衙推定地千年伊勢山台遺跡―第1〜8次発掘調査報告書―』という報告書が刊行されている。
昨年、成果報告のパンフレット「古代川崎発見」が川崎市教育委員会から出されています。私もこの4月に前勤務校で偶然入手することができ、その時に今回の遺跡がある場所をただの公園にするようなことを聞いていたので、保存運動をすると聞いてピンときました。
ただ、一つ大きな問題としては、私が古代の行政システムについてあまり詳しくないということです。ただ、日本古代史が専門ですと言っている限りは、このような状況にも対応できて当然だと思いますので、夏休みを使って勉強していきたいと思います。
なお、7月中に勉強会で報告できないか?との要請でしたが、7月中は某科研の史料悉皆調査の割り当て締めきりと関西の某大学の研究会での報告があるので夏休み以降にして欲しいと言ったら、8月末と言われました。そんなにすぐに勉強できるか不安な今日この頃です。
この分野に詳しい私の知り合いの方、ご協力お願いします。