講演会―その1「古代の天皇―天皇制と現代―」(法学部との合同)

minamasa2007-01-29

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今日の午後は、日本古代史がご専門の荒木敏夫さん(専修大学文学部教授)による講演会を法学部クラスと合同で行いました。ご講演の内容は、天皇制に関わる歴史的問題と現代的課題についてです。
1.近年の女性天皇問題、2.古代・近世の女帝、3.古代の女帝が生きた時代としての7世紀史、という主に3つの柱でお話がありました。
現代的話題・課題としての女性天皇、「伝統」としての男性天皇という見方に対して歴史的に存在する女帝の意義、そして、その女帝たち(推古・斉明・皇極・持統)が生きてきた7世紀史から見た国家の成立と法の整備に見える“柔構造”の在り方。
生徒たちにどれだけ、荒木先生の話の仕掛けがわかったか、わかりませんが、後々改めて荒木先生の話を思い出したときに、にじみ出てくる味のあるお話だったと思います。
★今日の講演に関連する文献(今のうちに買っておくと数年後に役に立ちます)

日本の女性天皇 (小学館文庫)

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