古代交通研究会2日目へ行く

minamasa2006-07-02

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今日は、古代交通研究会大会(2日目)に行ってきました。
大テーマ「官衙と交通」の2日目の共同研究「郡・評と交通」として、4人の方によって報告がなされました。
○山中敏史氏「古代地方官衙と交通―共同研究「郡・評と交通」に寄せて―」
森公章氏「評制と交通制度」
○市大樹氏「伝馬制の諸問題」
○門井直哉氏「郡域の編成と交通路―越前国敦賀郡および常陸国諸郡を事例として」
※内容およびレジュメについては、古代交通研究会事務局六一書房に問い合わせると入手可能のようです。おすすめです!
「伝制」「伝馬」「伝馬制」「駅制」などなど、研究者各自の理解が違いすぎて、今後の研究の方向性がどうなるか気になります。また、近年の「評」木簡の出土増加や駅家関連の遺跡の発見があるか/ないか、律令国家成立の議論とも関連して注目できますね。
★交通関連の本
日本古代道路事典日本の古代道路を探す―律令国家のアウトバーン (平凡社新書)日本古代国家と計画道路古代駅伝馬制度の研究古代の道路事情 (歴史文化ライブラリー)古代国家と道路―考古学からの検証
本日は、久々に大会終了後の飲み会にて、T中史生さんと対面になりました。T中さんは、今年の3月まで中国に1年間行っておられ、中国の歴史研究の状況など、興味深いお話をいろいろとしてくれました。また、近年の日本古代史研究を分野や時代を越えた“歴史学”の研究にもっていくことの必要性を、いつものように熱く語っておられました。T中さんとのお話の中で特に頭に残ったフレーズは、「研究者が教育者にならないといけない」というものです。歴史学の最前線にいる研究者が、その実情と面白さを語らずして誰が語るのか?ということになるかと思います。
いつもT中さんに会ってお話しすると非常に勉強になります。また、改めて研究しなければと思わせる方です。
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