歴史学研究会日本古代史部会の例会へ

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研究会へ遅刻でしたが、顔を出しました。

歴史学研究会日本古代史部会6月例会案内
【ミニシンポジウム「国史編纂」】
日 時:2006年6月24日(土)13:00〜
場 所:明治大学リバティータワー15階1154教室
報告者:(発表順)
関根淳氏「六国史研究と国史の編纂「体制」」
遠藤慶太氏「勅撰史書の構成要素―日本後紀前後―」
細井浩志氏「六国史の書名と性格―唐との比較の視点で見る八世紀の修史事業とその後―」

関根報告は、遅刻してしまったため聞くことができませんでした。
遠藤報告は、『続日本紀』を中心とした「勅撰史料」が作成される段階での内容構成の歴史的意義について、具体例を示しながら検討していました。
細井報告は、六国史日本書紀続日本紀日本後紀続日本後紀日本文徳天皇実録日本三代実録)の書名と編纂事情を唐の編纂事業との比較を通じて検討していました。
三氏の報告は、「実録」型の日本の律令国家の編纂事業が、どのような組織・事情・形式で進められてきたのか、具体的に検証し、そのことが、10世紀以降の「儀式書・日記の時代」とどのようにリンクしていくのか/いかないのか、を見据えての議論でしたので、私としても非常に勉強になりました。
私個人としては、細井さんの「唐風化」と「国風化」の議論と史書編纂の関係が面白く、私が注目している「唐物」の議論ともリンクしそうなので、今後も細井さんの議論・研究に特に注目していきたいと思います。
★今日の研究会の議論と関連する(?)本
王朝日記論 (叢書・歴史学研究)日記の家―中世国家の記録組織史料学入門 (岩波テキストブックス)歴史意識の芽生えと歴史記述の始まり (世界史リブレット)平安京の空間と文学
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