歴史とは何か

岩波新書でかなり版を重ねている本のひとつにE.H.カーの『歴史とは何か (岩波新書)』があります。この本も出版されて40数年の月日が経ち、未だにこの課題は「永遠」の課題となっております。私もこの問いをされても明確にこれ!とは答えられないと思います(笑、ではいけませんね(焦))。
自分なりの現段階での考えは述べられますが、端的・簡潔・完結には言えません。ただ、これは歴史学に関わる私としては永遠に抱える課題になるかと、そしてその「答え」が出るのも「死に際」かと思います。今の段階でひとつ言えることは、様々な物・事には、必ず歴史があるということです。歴史(学)がいらない!なんてことは、物・事がある限り絶対に言えません!!
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いま歴史とは何か (MINERVA歴史・文化ライブラリー)

いま歴史とは何か (MINERVA歴史・文化ライブラリー)

内容(「BOOK」データベースより)
英米の第一線の歴史家が、E・H・カーの『歴史とは何か』の出版四〇周年を記念して、歴史学が経験した激動の四〇年をたどりながら、ジャンル別に歴史学の「いま」を提示する論集。一九六〇年代と七〇年代の花形から、いまでは社会のさまざまな側面の歴史に落ちついた社会史。逆にかつて危機に瀕していたが、視野の拡大、隣接諸学問からの摂取により、いまや活性化している政治史。ポストモダニズムポストコロニアル研究の影響力によって、舞台の中央に躍り出た帝国史。儀式、文化、ジェンダーなど民衆の宗教心に関心を寄せて、最も根本的な変化を遂げた宗教史。女性の生活と経験を回復させた発展したジェンダー史。カーの『歴史とは何か』を読んだすべての人に「いま歴史とは何か」を伝える一書。

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