講演会―その7、私の人生と環境問題・環境教育

minamasa2006-02-28

今日の午後は、地理学科・史学科クラス7回目の講演会でした。本年度の本クラス最後の講演会です。7回も講演会をしているのは、本クラスだけです。他の学部学科ではあり得ない(?)、自慢です(笑)。
本日の講演者は、私の大学・大学院修士時代の同級生である森広海さんでした。森さんは(普段は森君と呼んでいるので何か不自然ですが…一応)大学・大学院時代は日本中世史を専攻し、その後、公立の高校・中学で社会科の非常勤講師として勤務し、来年度、東京都の小学校の先生となります。さらに、現在は環境問題・環境教育に関心があり、多摩川環境保全ボランティアなどにも参加している方です。
この紹介を見ると、この人はいったい!?と思われるかも知れませんが、ここがポイントなのです。それは、大学・大学院で歴史学を学んだ人が小学校の教員?実は私と森さんの出身大学では小学校の教員免許は取ることができません。森さんは、公立の高校・中学での非常勤講師をしながら、小学校の教員免許が取れる大学でその免許を取得されました。さらに、今では歴史学とは少し「離れている」環境問題・環境教育に関心がある?
ということで、本日の講演では、森さんのこれまでの人生を振り返る中で、なぜ小学校の教員を目指すようになり、なぜ環境問題に関心を持ったのか?というところから話してもらいました。
※内容については個人情報ですので、詳細の掲載は控えます…って、上記の内容だけでかなりの個人情報ですが(笑)。
森さんのお話を通して、地理学科に行くから地理学に関わること、史学科に行くから歴史学に関わること、だけにとらわれて狭い視野を持った人物になって欲しくないと思い、今回、森さんをお呼びしたというのが最も大きな理由です。
森さんも講演の中でおっしゃっていましたが、いろいろな人と出会う中で、自分のことを振り返り、そして考えることが、自分にとっての“最良の途”=人生を歩むことになりえると言ったところでしょうか。
これまでのご講演すべてのキーワードは、“人との出会いと交流の大切さ”です。1人で考えても最良の途をとることはできません。私のこれまでの3年3学期学部学科授業もパートナーの先生と私と生徒のためにわざわざお忙しいところお越し頂いた7組9名の講演者の方々のご協力あっての賜物です。
明日は、いよいよこの授業も最終日です。有終の美を飾れるでしょうか?