靖国神社・神田神保町フィールドワーク発表会

今日の午前中の授業は、先週火曜日に行った靖国神社神田神保町フィールドワークの報告会を生徒1人ずつ行いました。各自レジュメと行った先を表す地図(1904年の地図に書き込む)をセットとして用意し、発表を行いました。
今回のこの発表の目的は、実際に歩いてきた成果をまとめてわかりやすく話すということもあるのですが、どちらかというと話し方の方に重点を置きました。最終日のプレゼン大会に向けて、内容も重要ですが、プレゼンテーションの技術もより必要になってくるので、本番前に人前で話をする雰囲気を味わってもらおうというのが今回のポイントということになります。
そのために、発表者1人に対して聞いている残り全員が各自「発表評価シート」を作成し、それを本人に渡すという試みをしてみました。
「発表評価シート」の内容は以下の通りです。

◇◆◇神田神保町フィールドワーク発表◇◆◇
※発表者1人に対して1枚ずつ書いてあげる。
○○○○さんの発表について
それぞれの項目について評価しましょう。
評価には、次の記号を使用します。
◎(たいへんよい)、○(よい)、△(ふつう)、×(もうすこし)
アイコンタクト:聴衆を偏りなく見ていた→評価( )
表情:フレンドリーな表情だった→評価( )
姿勢:よい姿勢だった→評価( )
声:大きさが適切だった→評価( )
声:リラックスして、自信のある声だった→評価( )
速さ:速すぎたり遅すぎたりしていなかった→評価( )
速さ:スムーズだった(たどたどしさ、ためらいがなかった)→評価( )
発音:聴き取りやすい発音を心がけていた→評価( )
レジュメ:見やすい体裁となっていた→評価( )
質問:質問に対して適切に答えていた→評価( )
☆私がこの発表で気づいたこと、これからの私の発表に役立てたいこと等
(           )
☆発表者へのアドバイス
(           )

生徒たちにとって、率直に自分の話し方などを評価してもらう機会などは今まで無かったと思うので、この試みはかなり新鮮だったようです。
午後は、いつもの午後のように、プレゼン大会に向けての準備ということで班毎に各自調査をしていました。現地調査のためにアポイントを取る班もあれば、図書館やパソコン室でまだ先の見えない感じの班もあり、これから意外と準備期間が少ない中でどれだけのことができるか、今週中が勝負です。明日以降、さらにエンジンをかけて作業に取り組んでもらえればと思います。
プレゼン大会に向けて、各班のテーマが出そろいました。

1班「川崎の多摩川沿岸に工場が多く工業地帯になったのはなぜか?」
2班「川崎の空気が汚いのはなぜか?」
3班「川崎市に“飛び地”があるのはなぜか?」
4班「川崎の水質汚染が全国でトップクラスなのはなぜか?」
5班「川崎大師が“有名”なのはなぜか?」

一見すると、人間環境学部(もしくは法学部)のテーマのような感じにも見えますが、地形図や歴史的展開(史資料を駆使する)から具体的に分析しデータを抽出すれば、地理学でも歴史学でも流行っている“環境問題”“環境史”の取っかかりになるのでは?と思っています。
★プレゼンテーションに関わる本

プラクティカル・プレゼンテーション

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