自己紹介の続き+α

今日も昨日の午後の続きで、午前中は生徒たちの自己紹介代わりに自分史報告をしました。
今日は、地理学科の生徒+他大進学の生徒でした。昨日同様、話の短い報告者は、内容が短いにもかかわらず質問時間が長く、質問する側もかなり苦労していましたが、「何かを質問しなくては!」ということで、きちんと聞いていました。このような形にすることによって、報告者が持っている性格や“味”が周りの生徒たちにもわかったのでは?と思います。
質問をしなければならないという前提で、報告者の話を聞くことによって、報告内容では話さなかったことにもツッコミを入れることができ、また、「なぜそんなことを言うのだろうか?」という疑問を持つことにも繋がります。この「なぜ?」という発想が、これから地理学・歴史学を追究していくときに役に立つのではないか?と思います。引き続き、みんなで質問しまくり、意見出しまくり、討論しまくりの授業を展開していきます。
自己紹介が終わり、残った時間で課題を1つ出しました。

【課題】
下記2本の文章を読んで、①それぞれへの感想、②「なぜこういうことが言えるのか?」と思った点、③全くわからない点、をそれぞれ具体的にあげてください。
高橋伸夫「序―地理学とは何か」(同他編『現代地理学入門―身近な地域から世界まで古今書院、2005年)
木村尚三郎「歴史は何の役に立つの」(『歴史と地理』561、2003年)

ここであがった①〜③の内容を、来週月曜日の午前中の授業1時間を使って、書いてもらった意見を話してもらい、みんなで意見交流をして地理学と歴史学の意味を議論し深めていきたいと思います。
午後は、週に1度のホームルームでした。私が担任するクラスのメンバーがクラスの教室にすべてそろうのは、1週間の中でこの時間のみです。
来週はフィールドワーク(靖国神社神田神保町)があり、また、プレゼン大会に向けての準備が始まります。私もきちんと準備をして、生徒たちに少しでも良い作品を作ってもらおうと思います。
★本日の関連書籍

歴史学ってなんだ? (PHP新書)

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