大化改新と蘇我氏

午前中、勤務校空手部のビデオによるカタ(型)の練習を終え、午後は歴史学研究会日本古代史部会新年会に行ってきました。
報告者は、以下の通り。
遠山美都男氏「「大化改新」論の現在―蘇我氏滅亡と大化改新の評価を中心に―」
加藤謙吉氏「大化改新の現在―大化前代における蘇我氏の評価をめぐって―」
遠山報告は、近著『蘇我氏四代―臣、罪を知らず (ミネルヴァ日本評伝選)』の内容を中心に、加藤報告は、『蘇我氏と大和王権 (古代史研究選書)』『大和の豪族と渡来人―葛城・蘇我氏と大伴・物部氏 (歴史文化ライブラリー)』等の内容に近年の飛鳥地域およびその周辺の発掘成果を加味した研究報告でした。
感想:この会で新年会は初だったので新鮮でした。忘年会シーズンよりも日程が詰まっていないこの時期のほうが、このようなイベントを行いやすいかもしれません。…全体の感想だけか!と言われそうですが、報告内容についての感想は、個々の発掘成果だけに目配りするのではなく、当該地域全域およびその周辺を整理していかなければならないと思いましたが、一方で、この地域はこの「氏族」の領域と重なるから云々という議論の立て方も見直す必要があるかもしれません。よくわかりませんが…。
研究会後は、恒例の古本市。参加者が本を持ち寄り、その本にかなりの安値をつけて販売するイベント。私は本は出しませんでしたが、1冊買いました。
その後は、新年会ということで飲み会。かなり飲みました(反省)…かなり眠いです。