卒業式―I LOVE 9組!

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今日は勤務校の卒業式でした。私の担任クラスの生徒たちも全員欠けることなく卒業することができました。
(※前日の記事にすでに卒業式に関わるコメントが寄せられていました。ありがとうございます。)
卒業式後、昨年同様、最後のHRがクラスの教室であり、生徒だけでなく教室のうしろには保護者の方たちも参加して行われました。

1.卒業証書授与
生徒一人一人の氏名を呼び、教室の前方で卒業証書を渡し、受け取った生徒は高校生活についての感想を言っていきました。全般的に真面目に高校生活を振り返り、クラスの仲間たちや保護者の方々に感謝の気持ちを述べていました。また、私に対する良い意味での批評もあり、私に対して「こんな風に考えていたのか」と感心しました(悪い意味での批評というより「開き直り」も2つありましたが…残念です)。
2.担任からの言葉
まず、担任としての感想を一言「やっとおわった」、私としての感想を一言「もう少し君たちと接していたかった」と言い、続いて今年は、1年間担任クラスを持って「この面をもっと伸ばせばいいのにな」と思ったことを伝えました。
1つ目は、もっと自分に自信を持って欲しいということ。「これでいい」「なんとなく」と人任せにするのではなく、「これがいい」「納得がいく」ようにするために自分の考えをきちんと持ち伝えられるようにして欲しい、そのために自分が持っている力にもっと自信を持って欲しいことを伝えました。
2つ目は、もっともっと今以上に仲間や家族を大切にして欲しいということ。「5+5」は「10」でしかないけど、「□+□≧10」の「□(しかく)」にはいろいろな数字が入れられ、「10以上」にできるという例で伝えたいこと伝えました(分かりにくかったかも)。「5+5」では一つの答えしかないけど、「□+□」だったらその答えが「10」だとしても、いろいろな数字(方法)がある、つまり、同じ答えを導く場合でも、1つの方法しか考えられない(固定的な考え方)のではなく、いろいろな視野で考えられるようにして欲しいということを、まず伝えました。さらに、「□+□」を「10以上」にするためには、「5+5」では不可能である、つまり、1人の力ではなく、多くの仲間や信頼できる人を大切にしていき力にしていくことが必要であり、それにより「5+5」を「5+6」「6+6」またはそれ以上にすることが可能であることを伝えました。
今年の担任クラスは、学級委員を中心に「5+5」ではなく、「□+□」という視点でいろいろなことを考えられたのではと思っております(結果的に私の力不足もあり、答えは「10」にしか至らなかったが)。私自身、学級委員のみんなには助けられたし、発想の仕方についてはいろいろと勉強になることが多々ありました。
学級委員を務めてくれたみんな、ありがとう!
特に、委員長のH君はきちんと責務を果たしてくれました。感謝です!!
3.昨年度学級委員長と今年度学級委員長からの言葉
昨年度から今年度へはクラスが持ち上がりでしたので、最後に、2年生時委員長と3年生時委員長にクラスの総評をしてもらいました。
2年生時委員長のAくんは、自分が委員長としての責務を果たしきれなかったことを率直に反省し、お詫びの言葉を述べていました(→こういう姿勢をとり、言葉に表すことができることは凄いと思います)。
3年生時委員長のHくんは、クラスのみんなが協力し合えたことへの感謝、自分を支えてくれた他の学級委員のメンバー(“できる男たち”と言っていました)への御礼をし、とてもクラスが好きであることを強調していました。

HRでは、ほとんど強調しませんでしたが、最後に担任クラスへの私の思いを書きたいと思います。
今年の担任クラス(9組)は「問題児」が少なからずいて苦労する部分もあったが、そんな「問題児」たちと接していても1人1人が持っている考え方や力が見えてきて「良いヤツらだ」「能力高いのにな」と思ったりすることがで多々ありました。
クラスの生徒たちと接している中で、彼らと話をしたり聞いたりしているととても楽しかったし、勉強にもなりました。しかし、接する時間が決して多くはなく、今日、卒業式を迎えてしまったことは非常に残念に思いました。ただ、同時に、あらゆる可能性を秘めた生徒たちが大学へと進学し、どのように成長していくのかも見てみたいとも感じました。大学生活などの状況を、今後も私に伝えてくれることを祈ります。
3年生時委員長のHくんも強調していましたが、
私も3年9組が大好きです!
卒業おめでとう!!