地理学入門―その3「当たり前?のことだけど…―「私たち地球人」がいる「空間」とは?―」

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今日の午前中は、私の地理学入門の授業として、かなり難しいことをあえてやりました。授業の柱は1つ。

地理学・歴史学で「世界」を研究するにあたって…「世界」「国際」「グローバリゼーション」という言葉の持つ意味と現代における問題のとらえ方について。

「世界」「国際」「グローバリゼーション」という言葉の持つ意味について、辞書的な説明から具体的な学説を示して、小難しい授業をあえて展開しました。これは、普段何気なく使用している言葉を意識的にとらえると、そう簡単には説明できないことを知ってもらおうと思ったからです。哲学的といえば哲学的ですが、このような意識を持つことによって、物事に対する考え方が一面的・一方的ではなく、多面的・巨視的になることに気付いて欲しかったからです。
これから“学”のつく世界を飛び込み、さらに大学院に進学しようが、企業に就職しようが、一面的で自分で勝手に思いこんだ固定的な考え方では、何もできないことをまず知って欲しかったから、このような方法をとりました。
生徒に書いてもらった感想を見る限り、今回の授業は相当重く(つまらなく)、理解しがたかったようですが、これからの授業の中で、今回の授業の意味に気付いてくれると良いのですが…。