運が…

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今日は、勤務校の昨年度卒業の担任クラスの教え子でプロボクサーGAKU(新田ジム所属)の2戦目の試合でした。今回もクラスの生徒たち(もう大学生か)が20人位来ていました。
GAKUからは、デビュー戦でKO勝ちができなかったから今度こそは、という思いを聞いていたので期待をしていましたが、正直勝ち負けよりケガをしないかどうかの方が心配でした。気合いの空回りが試合中のお互いの冷静さや集中力を弱めてしまうので。
試合は、最終4ラウンドまでやりにくそうでありながらも手数も多く有利に展開していたように見えましたが、3ラウンドで切ってしまったまぶたに、4ラウンドに「有効なパンチ」が入り、出血によるドクターストップでTKO負けしてしまいました。一番、嫌な負け方ですね。
後で本人に聞きましたが、試合後、対戦相手がGAKUに「あれはパンチではなくバッティング(頭によるもの)だったので運が良かった」と言ったそうです。というのは、今回の出血TKOがパンチではなくバッティングの場合、その時点で判定に移り、勝敗が決まるからです。運が悪いのかもしれませんが、それも勝負ですし、プロボクシングの興行といったところですかね。
試合後、包帯を巻いたGAKUが私のところへ来て落ち込みながら「すみません」と謝ったので、私は「うそつき、次はそのうそを本当にしてくれ」と言いました。KO勝ちを宣言していたわけですから「うそつき」になるのでそう言ったのですが、そしたらGAKUは「もう試合は見せられません」と言いました。そうとう悔しくて落ち込んでいたから、そう言ったのでしょうが、違うだろう!!まだ2戦目で致命的なケガをしたわけではないので、自分が決めた道をやれる限りやり通してもらいたいと思います。プロという道について考えて欲しいものですが、恐らく本人が一番よく知っていると思います。
昨年度の担任クラス42人いて、しっかりと進路について考えた8人のうちの一人であるGAKUの今後の活躍というよりは、思いを込めたこと―プロボクシング―に対してどれだけ真摯に向き合い継続することができるか、今後とも見守っていきたいと思います。