2006年度専修大学「高校教員対象研修プログラム」2日目

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昨日に引き続き、2006年度専修大学「高校教員対象研修プログラム」に参加しました。今日は、「日本史」でした。内容と時程は、以下の通りです。

10:30〜 学部長挨拶(次期学部長の挨拶でした)
11:00〜12:20 講義「新発見遣唐使墓誌と古代の東アジア」(講師:矢野建一
12:20〜13:30 昼休み
13:30〜14:40 講義「「徳川の平和」の観点から近世文化を考える」(講師:青木美智男)
15:00〜17:10 特別「青木美智男・新井勝紘と日本民家園を歩く」
17:30〜 懇親会

<今日の感想>
・懐かしい同級生や前任校(非常勤)でお世話になった先生に会えました。
・「井真成」の埋葬と第10次遣唐使の関係についての矢野説には、未だに納得がいきません。
・文化史から政治史・経済史・生活史を見ていくという観点は、授業でも活かすべきです。
・日本民家園の江戸時代を中心とした家々は、金持ち民衆などの「民家」で一般的なものではないとのこと。初めて行きましたが、細かく見ていくと、すばらしい施設です。高校の生徒たちを連れていく価値があります。
<2日間の感想>
高校教員のための世界史・日本史ということで、大学教員から最新の研究成果を講義形式で提供して頂けるというのは、非常に良い企画です。来年度以降も続けてもらいたいです(継続するそうです)。要望としては、教科書執筆者が多くいるので、教科書に書けないこと(字数の都合などで削ったところなど)、書かないことなどを示しながら、近年の研究成果を紹介して頂けるとさらに良かったような気がします。あと、高校教員に対して、研究することを勧めると良いかもしれません。歴史の研究・教育・叙述は三位一体で行うのがベストだと思うので。
あと、今回、ベルンシュタイン文庫の展示とフランス革命関連資料の絵画のレプリカ(人権宣言など)の販売を行っていました。レプリカを一通り購入してしまいました。
★今日出てきた注目の本

江戸文化をよむ

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